スイスパビリオン ハイジと共に、テクノロジーの頂きへ

ROLE

Marketing strategy
Influencer marketing
Digital marketing
Video production
Strategic copywriting

OVERVIEW

チーズ、チョコレート、時計。
日本人にとってスイスとは、そんな穏やかで牧歌的なイメージかもしれません。しかし、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」において、スイスが世界に伝えたかったのは、“イノベーションの国”としての姿でした。

YLはスイスパビリオンの包括的なマーケティングパートナーとして、万博オープン前から閉幕まで、マーケティング戦略・デジタル戦略・コンテンツ企画制作・インフルエンサー戦略立案とキャスティング・広告運用・レポーティングを一貫して担当しました。
コアメッセージとして「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」を制定し、スイスのイメージを“アルプスの少女”から“世界を支えるイノベーター”へと進化させることを目指しました。

CHALLENGE

万博という舞台では、各国が最新技術や未来社会への貢献を打ち出し、テクノロジー訴求を中心にそれぞれの未来像を描きます。その中でどのようにスイスパビリオンを差別化し、人々に興味を持ってもらうか、そしてスイスという国のイメージ変容が大きな課題でした。

また、スイスパビリオンは、約2ヶ月ごとに展示内容を入れ替えるユニークな構成でした。「人間拡張」「生命」「地球」という3つのテーマを順に展開しながら、どのフェーズでも来場者に新たな発見を提供し続ける必要がありました。そのためには、展示の切り替えをハイライトしながら、一貫したストーリー設計が求められました。

INSIGHT

スイスのイメージ変革をブランディングの中核に据え、日本人にとって最も親しみのある象徴「ハイジ」を起点に、スイスの本質である“人間中心のイノベーション”へと導くストーリーを設計する

EXECUTION

“ハイジからハイテクへ”というメッセージを体験として感じてもらうため、デジタルを中心に多層的なコミュニケーションを展開しました。

まず、来場者の多くが万博情報を得るInstagramやTikTokを主戦場に、3本の動画シリーズを制作。「ハイジカフェ」「パビリオンツアー」「テクノロジー」という3つの切り口で、スイスの温かみと革新性を共存させながら、パビリオンの魅力とメッセージを洗練されたトーンで発信しました。

さらに、各テーマに合わせてターゲット層ごとに最適化したメディア/インフルエンサーと戦略的にコラボレーション。単なるPRではなく、展示の背景にある思想や、スイスが描く未来社会への貢献を語るストーリーを重視しました。

・Gizmodo Japanとは、3つのテーマごとに2つの展示を紹介する三部構成の動画シリーズを制作し、テクノロジーと社会の接点を知的な視点から掘り下げました。
・Boss Bとは、人間拡張をテーマとした展示を取り上げ、宇宙技術を通してSTEM教育やサイエンスに関心のある層へアプローチしました。
・人気YouTuberコンビの水溜りボンドとは、親しみやすいトーンでパビリオン体験を紹介し、ファミリー層や若年層の興味を喚起しました。

それぞれの発信者が展示内容を正確に、そして魅力的に伝えられるよう、キャスティングから構成まで綿密に設計。さらに、ゴールデンウィーク・夏休み・シルバーウィークといった長期休暇に合わせて発信を集中させ、来場意欲を最大化しました。

RESULT

スイスパビリオンは、開幕から高い注目を集め、100万人を超える来場者数を達成し、EXHIBITOR Magazine’s World Expo Awards にて “Best Small Pavilion” を受賞。

インフルエンサーとのコンテンツは累計162万回以上の視聴を獲得。Instagram・TikTokのデジタル広告では、約1,080万インプレッション、86万人以上のユニークユーザーにリーチし、エンゲージメントは376万件を超えました。

スイスは「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」というメッセージのもと、万博を通してイノベーションの国としての新たな一面を打ち出しました。

Osaka Kansai Expo 2025

Showcasing Switzerland’s innovation at Expo 2025

人を中心としたイノベーション国家としてのスイスを打ち出し、最先端テクノロジーと社会的インパクトの国へとイメージを転換。

Vertical video production

Instagram & TikTok用に3本の動画を公開。ツアー、テクノロジー、ハイジカフェ。 スイスパビリオンの内部を、臨場感あふれる映像で。

Influencer and media collaborations

各テーマに最適なオーディエンスを持つインフルエンサーと戦略的にタッグ。 Gizmodo Japanはテクノロジーと社会的インパクトを掘り下げ、Boss Bは宇宙や未来技術を切り口にSTEM・教育層へ訴求。水溜りボンドは若年層・ファミリー層に向けて、親しみやすく楽しい切り口で届けました。それぞれの強みとフォロワー属性を活かし、多様な視点からパビリオンの魅力を立体的に発信。

Digital Marketing Campaign

戦略設計から運用まで一気通貫で実施。オープン前は関西圏向けのウォームアップ施策で期待感を醸成し、会期中はInstagram・TikTokで認知から来場までを促進。後半は週次改善で広告配信を最適化し、安定して高い成果を継続的に創出しました。

TEAM

Communication Strategist, Account Manager: Juri Ito
Digital Strategist, Production Producer: Theophilus Sng
Production Director: Harunosuke Asawa
Planner: Genta Sawabe
Copywriter: Ichiro Yasui
Creative Director: Yoichiro Tamada
Videographers we collaborated with: Kazumi Watanabe, Shun Fukumoto, Álvaro Pyz
Creative Partner: Gizmodo Japan, Boss B, Mizutamari Bond

AWARDS & RECOGNITION

EXHIBITOR World Expo Awards - “Best Small Pavillion”
THE EXPERIENTIAL DESIGN AUTHORITY - Bronze “Best Sustainable Pavillion”
Bureau International des Expositions - “Bronze Architecture and Landscape”

TIMELINE

Sep 2024 - Oct 2025

CATEGORY

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